車には、いろんなスイッチがありますよね。SHIN−8オデッセイにはメーターパネルに、「バックソナー・コーナーセンサー」・「ルームランプ」・「ハザード」・「時計」とスイッチがありますが、オーディオ脱着などして、コネクターを外した際、内部に納まっているバルブがしょっちゅう切れてしまいました。(通算5回)
そのバルブを、ディーラーで購入すると、結構高い。
なんかいい手がないかと、考えていたときに思いついたのが、LEDです。
LEDとは? LEDは、「Light Emitting Diodes 」の略称であり、日本語で書くと、「発光ダイオード」となります。
要は、整流効果(電流が逆流するのを防ぐ)のダイオードに発光できるよう半導体発光素子を工夫したものです。
(なぜ?発光するとかは、長くなるんで書きません)
以前は、コンピューターや電子機器の動作や通電確認のために用いられていましたが、近年では、「白亜化学工業」と言うメーカーが、白や青や純緑の高輝度LEDの開発・製品化に成功したこともあって、信号機の青緑色や、色の3原則(青・緑・赤)が揃ったこともあり、大型ディスプレーに使用されたり、カー用品では、車に用いるウェッジ球に加工した物もリリースされていたり、後付の光り物でも出回ったりして、随分と、身近になって来ました
LEDを光らせるためには? LEDは、上記の通りダイオードの一種のため、極性(+−)があります。
通常、足の長さで判断するのですが、長い方がアノード(+)短い方がカソード(−)です。
ここでの注意点は、一度足を切ってしまうと、解らなくなりますので、極性が重要視される場合は油性マジック等でマーキングしておきます。
また、LEDの魅力として長寿命と言うのがありますが、規格よりも大きい電流が流れると、瞬く間に焼き切れてしまいます。
それを防止する策として、抵抗や定電圧ダイオードなどを用いて、電圧制限をひく作業が必要です。
抵抗入りのLEDもリリースされていますが、ここのメニューでは、極小さなLEDを用いるために、そのことも作業に含まれています。
LEDを車で光らせる場合は? 上記の通り、電流制限をするわけですが、そのやり方は大きく分けて、3通りあります。
(Bは、手間が掛かることと、車両では、使う方式では無いため省く)
車両に流れている電気の電圧は、かなり上下していることが多く、アイドリング時と、エンジンが回転している時の電圧の差は、充電回路の動きと伴って常に変動しています。そのため、お薦めはAの定電流ダイオードの使用する方法なんですが、抵抗に比べて部品の価格が少し高く、たくさん使用する場合には向かないかと思います。
このメニューでは、スイッチ照明のような極小さいところは、抵抗。明るさを求めるような、時計の部分は、定電流ダイオードといった具合に使い分けてみましょう。
抵抗を使用する場合は? 電流制限抵抗値の計算方法・・・オームの法則 R=E/Iより・・・
抵抗値(Ω)=(電源電圧−LED電圧)÷電流で求められる
多くのLEDは、およそ5〜20mAで発光しますので、明るくしたい場合20mAよりに、暗くして消費電力を抑える場合は5mAよりにします。また、車両側の電圧は普通車の場合12Vですんで、式には12と入れます(24V車の場合は24)。
そして 例えば、LED電圧が2V、明るく発光させる場合の条件として計算方法は
よって、車両でLEDを発光させる為に必要な抵抗値は、500Ω〜2kΩとなり、明るくする場合は、500Ω付近、暗くして消費電力を抑えるためには2kΩとなります。
定電流ダイオード(CRD)を使用する場合は? 定電流ダイオードに掛かる、印可電圧が規格内(25V以内)であれば、電源電圧に関係なく電流が一定となるので安心して使える。この場合の電流値は、上記のようにLEDが発光する
5〜20mAで選べば問題ない。つまり明るくしたい場合20mAよりに、暗くして消費電力を抑える場合は5mAということになります。
|
抵抗を用いる交換の仕方 メーターパネルスイッチ照明 |
大変申し訳ありませんが、こちらの都合で これ以降のレポートが完了しておりません。 もうしばらくお待ち下さい。 |
|
定電流ダイオードを用いる交換の仕方 メーターパネル時計バックライト |
||
抵抗を用いる交換の仕方 ドアパネルウインドーSW照明 |
||
定電流ダイオードを用いる交換の仕方 エアコン操作スイッチ |